京商 ゴジラヘッドラインシリーズ  初代ゴジラ



   「京商」という名前を聞いてまっさきに思い浮かぶのは「ラジオコントロール・カー」のメーカーということだと思います。ですからこの「ゴジラヘッドラインシリーズ」が出たときは「なぜ、京商がゴジラを、しかもソフビを…?」と思ったものでした。これを購入したのは1995年前後ではなかったかと思うのですが(記憶が定かではありません)、今思えば、この当時京商はガレージキットっぽいものの発売に手を出そうとしていたようです。(単にこういったのが好きな人が商品開発スタッフに配属されただけなのかもしれませんが…) えーと、おぼろげな記憶ながら、フィギュアっぽいものも取り扱っていたのではなかったかと思います。とはいえ、それも結局一時的なものだったようですが…

 さて、この「ゴジラヘッドラインシリーズ」ですが、ウルトラ系の怪獣キットを多くリリースしているガレージキットメーカー:「怪獣無法地帯」が開発したアイテムを京商が発売したといった感じのようです。このシリーズのラインナップはキンゴジ、ビオゴジ、初代ゴジラ、モスゴジの4種類でパッケージとインストは共通のものでした。大きさは約30cmほどで、ソフトビニール製、価格は3800円だったように記憶しています。



 今回ご紹介するのは、その「京商」から発売されたゴジラヘッドシリーズのうち、初代ゴジラであります。
 原型製作は村田幸徳氏。初代ゴジラの特徴をよく捉えた造形だと思います。大きさ的にはファルシオンの50cmゴジラとちょうど同じぐらいのスケールになっています。全身のモデルだと大きすぎてもてあましてしまいかねないのですが、頭と胸の部分だけですからけっこう手軽に大きなモデルの迫力を味わうことができます。
 塗装はつや消し黒をベースに、グレイ系のハイライトを吹いたり、ドライブラシをしたりしてみました。ベース部分の塗装が単調にならないように苦労した覚えがあります。



 素材がソフビということもあって、重さは微々たるもの。壁にかけて飾っておくにはちょうど良い感じです。

 組立や塗装もそれほど時間がかかりませんし、飾って遊ぶ楽しみもあったりして、こういった発想のアイテムというのはもっとたくさんあってもいいんじゃないかなと思ったりします。





不器用モデラーの展示室インデックスページへ

サイトのトップ Yamakenの自主制作映画ページ へ