海洋堂メガソフビ・ウルトラマンシリーズ3題

 以前、海洋堂から「ハイパー・ソフビ」シリーズのウルトラマンが発売されたときには、目を見張りました。オリジナルの撮影スーツを忠実に再現した精巧な造形。そして何よりも全高1メートルというその巨大さ。残念ながら、当時学生だった私はお金も置く場所も無くて、結局購入はしませんでした。その後出たバルタン星人、旧1号ライダーなども含めて、買っておけばよかったと、後悔しています。

初代ウルトラマン
 

 さて、その後「メガ・ソフビ」シリーズとして全高30cm程度にスケールダウンしたものが発売されました。このページに掲載したウルトラマンは、いずれも木下隆志の原型によるメガ・ソフビシリーズのものです。

ウルトラセブン

 いずれも造形的には文句のつけようがない、素晴らしいものだと思います。最近では塗装済みのキットも発売されるようになりました。
 ただひとつだけ、作っているときに困ったことがありました。素材のソフビ表面が意外にツルツルしていて、下地のサーフェイサーが剥がれてしまうのです。

ウルトラマン・ティガ

 私がウルトラマン系のモデルを作るときの手順は、各部を接着して継ぎ目処理や表面処理などを行った後、サーフェイサーを吹きます。その後シルバーを吹き付けます。更に身体の模様をマスキングして赤とかを吹き付けるわけです。さて、そのマスキングの方法ですが、まずはマスキングテープを貼り付け、その後身体にモールドされている模様のラインに沿ってアートナイフで切り込みを入れます。そして、不必要な部分を剥がすわけです。さて、このマスキングテープを剥がすときにあろうことかサーフェイサーごと剥がれてしまったわけです。今まで、そういった経験がなかったのでこれはちょっとショックでした。
 仕方なく、マスキングテープを貼って、鉛筆で模様のラインの当たりを取った後、一旦テープを剥がして所定の形状に切った後、再び貼り付けるという回りくどい手法をとることになりました。この作業にはずいぶん苦労した記憶があります。

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