最近思うこと
 アトピーについて

アトピーについて話します。世間一般には、東京、大阪などではアトピーの患者に一番に「日本晴」をすすめていますが、ひびき農園では経験から2番に「朝日米」3番に「ササニシキ」:ササニシキの評価です:「お陰さまで娘のアトピー性皮膚炎もかなりよくなり、急な発疹で痒くなるストレスが減りました」などの品種のお米を勧めています。アレルギーで苦しむ全国の子供たちに、アレルギーの原因となる蛋白質と農薬の残留の多い胚芽を削ぎ落としたお米を薦めたところ良好な効果が出ました。

●合成化学物質の氾濫がアレルギーを急増させた

40年前まで、日本にはアレルギーがほとんどなかったと言われています。しかし、高度経済成長を経て、現代は日本人の約4割がなんらかのアレルギー疾患に悩んでいます。ながでもアトピー性皮膚炎はなかなか治りにくい皮膚の慢性の疾患で、幼児期ばかりではなく学童や成人でも発症し社会問題にもなっています。アレルギーの急増の原因のひとつに合成化学物質の急激な普及が考えられます。農薬の現場では下肥、堆肥等の有機肥料に変わって、合成化学物肥料や除草剤、殺虫剤、殺菌剤などの農薬が急速に普及し、農薬漬けの農産物が市場に溢れだしました。
インスタントラーメンに代表される食品産業が急速に発展し、食品添加物が大量に使われだしました。鮮度を保つため、収穫後農薬処理(ポストハーベスト)をした農作物、成長を早めるホルモン剤使用の肉類も輸入され、それらの食材を使った外食産業が飛躍的な成長をとげました。
農業、食品添加物などの合成化学物質は人間にはそれを分解する酵素はなく、体内に蓄積すると言われています。一部の化学物質は生命の根元である遺伝子を破壊し、また「環境ホルモン」として働き正常なホルモンを撹乱します。環境ホルモンと言われる化学物質の6割が農薬で、青年男子の精子数の激減、若い女性の間では不妊の原因とされる子宮内膜症の急増の要因のひとつだと考えられています。

地球のために
化学肥料による温室ガス効果の影響とその被害について述べます。化学肥料で農作物によく使わ れている窒素肥料ですが、土の中で多くが微生物の働きにより、硝酸にかわり、一部は二酸化窒素の約300倍の温室効果がある一酸化二窒素になって大気中に放出される問題があります(科学者は知っていることですが)。また、硝酸は、農地から流れ出て、地下水汚染の原因になっています。最近のフィリピンの台風の被害や日本へ来る台風の大型化は、たぶん化学肥料のせいです。地球温暖化を防ぐためにも、なるべく無農薬無肥料のお米を買っていただけたらうれしいです。なぜ無肥料にこだわるかと言うと、有機(動物系)の危険性ですが、ヨーロッパでは死者が出たとの報告もありました。これは、牛や羊、豚、鳥には、早く大きくして、さらに怪我や病気に強くするために抗生物質や他の薬品を過剰に与えている事実があります。それを食べ続けると、体内で抗生物質に負けない例えば新型ウイルスが出来てくるために、薬さえ利かないものが生まれてきます。そして、抵抗力が弱い子供や老人が影響を受けることになります。 遺伝子組み換え食品を大量に摂取すると、体内の抵抗力が段々弱くなっていくとアメリカ健康保健財団だか名前忘れましたが新聞に書いてありました。TPPが成立すると、安いものが大量に入ってきて、安いお米例えばスーパーゴールドライス(遺伝子組み換え種子)が自由に表示も無しに入ってきたら、とても心配です。一番良いのは野菜中心の粗食が一番なのでしょうが、病気にならないとわからないと思います。
スーパーなどで売っている子供達の食べるお菓子にもものすごく臭いのきつい化学香料が使われていて、ビックリさせられることがよくあります。全く不必要なモノではないかと思います。やはり農業をしていて考えることは自然はすごいなーと思います。そして農業、化学肥料、食品添加物、界面活性剤などの化学物質の恐ろしさを感じます。

 農家の皆さんの意識が変わって、日本の食べ物は安全だという風になって、農家もプライドをもって、今よければ良いではなくて何歩か先を見てみんなの事を考えてものを作る人が増えていけばと日々願っています。

食べ物が荒れれば、人間が荒れます。肉を食べれば、陰陽で言うと動物的になり、考えが短絡的動物的となり、人間が獰猛になり、世が乱れます。そして、政治が乱れやがて天変地異を招きます。、食による意識の改革を進めて生きたいです。(樋引の夫より)